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過去の展覧会


 

 

 

 

 

 

01(部分)

網浜聖子

 

02(部分)

幾島桃子

 

03(部分)

大森利昭

 

04(部分)

飼馬美津江

 

05(部分)

河合真由子

 

06(部分)

倉真理子

 

07(部分)

繁内靖彦

 

08(部分)

砂川絵里

 

09(部分)

高木百恵

 

10(部分)

田中千尋

 

11(部分)

田渕敦子

 

12(部分)

長田泰輔(泰雲)

 

13(部分)

長谷川富美子

 

14(部分)

矢谷信通

 

15(部分)

山根里美

 

16(部分)

山根里美

 

17(部分)

山根杏由子

 

18(部分)

吉田由美子

 

19(部分)

渡辺由美

 

20(部分)

住川英明

 

21(部分)

住川英明

 

22(部分)

住川英明

 

23(部分)

住川英明

 

第7回なつの書展 ―古典の味―
08/8/20(Wed)〜8/25(Mon)

《ごあいさつ》
今回の「なつの書展」は《古典の味》をテーマとして古典の臨書(りんしょ)作品を展示します。一人ひとりがどのような古典を選び、どのようにまねているかをご覧いただきながら、作者の好みや方向性についてあれこれ想像していただければ幸いです。

(海南・書に親しむ教室 代表住川英明)

 

 

01 

臨懐素自叙帖

網浜聖子

縦横無尽!摩訶不思議!!酔拳のような味

やわらかく流れるような線と時折見せる鋭さに惹かれて取り組んでみました。筆先だけでなく、腕全体を動かす楽しさを得られたのが唯一の収穫でしょうか。

 

02 

臨王義之蘭亭序

幾島桃子

さぬきうどんの味

私にとって、漢字を二文字以上書くということが初めてでした。

字のバランスがとれなくて苦労した字もありますが、のびのびと書けたように思います。

 

03

臨王義之蘭亭序

大森利昭

清い「にがうり」の味

朝目が覚めて青く広がった空を見上げた時の、すがすがしい気分を思い起させてくれます。墨つぎや字のバランスなど、作品に仕上げるのに苦労しました。

 

04

臨唐太宗温泉銘

飼馬美津江

噛みしめないと味わえないスルメの様な味

「無窮」とは、極まりない様、永遠の意とのことですが、書けば書くほど、元に書から遠ざかって行く様で、何だか、はてしがない思いでした。

 

05

臨何紹基行草山谷題跋語四屏

河合真由子

キレとコクに酔ったような味

ゆらゆらと揺れながらもすっきりとしている何紹基の書は大好きです。

今回は四幅も書かせてもらい、堪能いたしました。

 

06

臨空海灌頂歴名

倉真理子

気構えのない倉卒な味

気構えなくのびのびと書かれたこの魅力的な歴名を臨書することが、とても難しいことだと痛感しました。いつの日にか、空海の心になって書いてみたいです。

 

07

臨黄庭堅寒山子?居士詩巻

繁内靖彦

奔放でありながら緻密な味

黄庭堅(宋)は、筆だめしとして、この詩巻を書いたそうです。

「気分だけでも」と思い、熊野で買ってきた筆をおろして、感触をたしかめながら書いてみました。

 

08

臨王鐸行書李賀詩冊

砂川絵里

動きや変化に富んで、どこか落ち着きがある味
最初は落ちついた字だという印象をもちましたが、書き始めると動きがとても大きな字だと感じました。

好きな書でしたが、表現は大変でした。

 

09

臨呉昌碩詩稿

高木百恵

「線にも行にもリズム感あり」な味

2字から始まったのですが、文字が多くなるほどにリズムがでてきて、書くのが楽しかったです。臨書になっているのか分かりませんが、気分だけは古典を味わいました。

 

10

臨米?蜀素帖

田中千尋

「雲の下の優雅な世界」な味

強弱のリズムをつけるのが難しかったですが、思い切って書くことができました。もう少しシャープな線を鮮やかに魅せることができれば良かったです。

 

11

臨文徴明五言律詩南楼傷春詩

田渕敦子

450年前なのにクールでスタイリッシュな味

理屈ぬきに惚れました。米国ドラマのように計算された無駄のない美しさ。作者のことを知り益々気に入りましたが、一番の敵は腰痛でした。

厳しく!書きました。

 

12

臨曹全碑

長田泰輔(泰雲)

流暢な波勢にみられる洗練された味

この碑は、流れるような美しさをもつ書体です。この特長を表現するのに苦労しました。字を縦横に真っすぐに書くことが課題として残りました。

 

13

臨趙孟頻前後赤壁賦

長谷川富美子

少し高価なメロンのような味

趙孟頻の書のもつ、明るく充ちたりた暢びやかさ、そして気品の高さ。

少しでもそれが表現できるよう、心をこめて臨書しました。

 

14

臨欧陽詢仲尼夢帖

矢谷信通

意外と簡単そうで苦労な味

久しぶりに書に親しみを感じた次第ですが、思うように筆が伸びず苦労しています。然し古人の行書の名品に触れる機会に恵まれた事に大変感激しています。

 

15

臨?遂良雁塔聖教序

山根里美

これ如何にして? 書けば書くほど、の味

以前半紙で、筆遣いの細やかさや空間どりを学びました。今回改めて、単に「行儀よく」書かれたのではない複雑なバランスに、ただ、ただ驚くばかりでした。

 

16

臨智永真草千字文

山根里美

私の感じた墨のエレガントな味

草書はまだよくわからない世界ですが、形と言葉の気に入ったところに向かってみました。「やってみた」という作品です。もっともっと書いてみたいと思いました。

 

17

臨?遂良雁塔聖教序

山根杏由子

たてとまがりとのばして― の味

つづけて書くうちに「のばして、のばして―」がおもしろくなってきました。大きな作品をまたがんばってみたいです。

 

18

臨張弼蘇軾書李太白仙詩巻跋

吉田由美子

飾り気のない素朴な味

一見見た時にこんな字が書きたいなと思った張弼(ちょう・ひつ)の書です。のびやかな中にも鋭さがある感じが出ていればいいのですが…。書の深さを知るばかりです。

 

19
臨文徴明賦得落花詩十首

渡辺由美

涼しく爽やかで、でもちゃんと味がある、夏のそうめんの味

細くきりっとした横線を書くのに苦労しました。1cm四方のマスに整然と書かれた60首に、ただただ感心しながら書きました。

 

20

臨一弗造像記

住川英明

氷砂糖のような味

ゴツとして素朴な風味。なめたときの懐かしいような甘み。初心に帰るための私の薬です。

 

21

臨鄭道昭論経書詩

住川英明

スキー場横の蕎麦屋で食べた《そばがき》の味

広大な景色の中で食べた、野趣豊かな味わいが忘れられません。素材と人為、拡がりとまとまりとが上手に調和した、まさしく「天為」の味。

 

22

臨木簡

住川英明

青菜のニンニク炒めの味

とくに珍しくない料理ですが、四川省をはじめ中国各所で味わいました。私にとっての中国の味といえばこれ。同時に、この隷書の速書きは私にとっての中国そのもの。

 

23

臨?遂良枯樹賦

住川英明

悲しみの味

黒糖飴のような犬の眼。ピスタチオ色の猫の眼。動物の眼はこちらを真っすぐに見て、いつも少し悲しげです。?遂良の書には、そういった《悲しみ》の味というか、色があるような気がしてなりません。