過去の展覧会

ひがしもと・しろう

初めての絵画展 最終章

さよなら△また来て□

2017/5/2(火)~5/7(日) 

AM10:00~PM6:00

 

早いものでギャラリーあんどうでの最初の個展から20年になろうとしています。 今展を最終とし、また新たな出発点と考え邁進してまいります。
最終の個展・・・・ご高覧頂ければ幸いです。

 

■ひがしもと しろう 鳥取市在住

 

ギャラリーあんどうブログ

2017年05月06日ひがしもと・しろう 初めての絵画展 最終章・米田久子 作品展

 

東本史郎絵画展に寄せて

「なんだこりゃ。待てよ、面白いぞ」。これは筆者が東本史郎の作品をはじめて観(み)たときの印象である。確か、1998年のギャラリーあんどうでの最初の個展であった。荒いタッチでキュビズム風に描かれた動物や人の顔と姿の数々。観る者は強烈なエネルギーで心をえぐられ、魅せられ、引き込まれる。

東本は孤高の画家である。若い頃から独自の手法で絵を描いてきたという。絵を学ぶために先輩画家の門を叩いたことはあるそうだが長くは続かず、師匠と呼べる人には遭遇しなかった。氏は、口癖のように自分は絵が下手だと言う。しかし、それは「並の絵は描かないぞ」との強いプライドの裏返しであることは言うまでも無い。建築家であった氏は対象を立体的に想像する能力に長けており、このことも独特の表現と関係するのかもしれない。

残念ながら氏の作品は世間ではあまり知られていない。しかし、ある美術品収集家が氏の作品を集めていたことは確かであるし、全国規模のコンクールで2度の受賞歴もある。これまでの発表の場は地元鳥取の他、東京銀座、豊橋、西宮、米子等に及ぶが、今後はさらに発表の機会を増してほしい。鳥取出身の輝くアーティストとして広く認知されることを願ってやまない。

本展では、最近アクリルで描かれた人の顔や姿を中心に大型作品からA4判程度のものまで40点余りが展示される。さらに、鉛筆やパステルで作成したハガキ大の作品も多数並べられるとのこと。会場は東本ワールドと化すであろう。是非足をお運びになり、鬼才東本史郎の世界に浸っていただきたい。

時本景亮(鳥取市民美術展写真部門審査員)

(2017年4月30日(日) 日本海新聞掲載寄稿文 原文)