2F:過去の展覧会


第3回 永美大路 洋画展
2007.5/1(Tue)~5/13(Sun)

 

第3回永美大路洋画展を開くにあたって、現時点の私の絵についての考えをまとめたいと思います。

 

~デッサンについて~

デッサン力は、造形力・創造力・総合力であると思います。そして、私がデッサンをする理由は、「観ることの喜びを感じたい」「感動したい」からです。

 

~本質的な形を切り出し、見抜くこと~

私の場合、絵を描くときに自然に絵心が働けば、見つめている対象物が、「こう描けばよりよくなりますよ」「こう描くと私は描けますよ」と教えてくれます。
あとはただ、その通りにしています。そして、自分が今まで一度も見たことがなかったもの、または一度は見たかったものが目の前にあれば、その絵は新鮮な気持ちを起こさせます。
また時には記憶に強く刻まれるものとなります。その観察・創造する喜びの繰り返しが「リアリズム」に繋がるのではないかと感じています。

 

最後にある作家の遺した言葉を記します。

 

芸術上のことでも、そうであります。自分の力の及ぶ限り、これ以上は自分の力ではどうにもならないという処まで工夫し、押しつめて行ってこそ、はじめて大いなる神仏のお力がそこに降ろされるのであります。天の啓示とでも申しましょうか、人事の最後まで努力すれば、必ずそのうしろには神仏の啓示があって道は忽然と拓けてまいるものだと、わたくしは画道50年の経験から、しみじみとそう思わずにはいられません。

 

「画談~上村松園」より

 

2007.5.2 永美大路

 

2005年の初個展から2年経ちました。このたびは3回目の個展です。今回は油彩、クレパス、鉛筆、テンペラ混合技法等で制作した小品を中心に展示します。どうぞご覧ください。

永美大路: 岩美町在住